Snowball Shrimp
スノーボールシュリンプ
基本情報
- 属
- Neocaridina属
- 学名
- Neocaridina sp.(旧来は N. cf. zhangjiajiensis など)
- 系統
- 白色・透明系
- 体長
- 成体で約2〜3cm
特徴
日本では「スノーホワイトシュリンプ」の名称でも広く流通していますが、世界的には「Snowball Shrimp」や「White Pearl Shrimp」の名称がよく使われています。
Snowballという名前は、単に白い体色に由来するものではありません。雌が抱卵すると腹部に真っ白な卵が並び、その姿が小さな雪玉を抱えているように見えることが名前の由来とされています。
体色は半透明から乳白色で、個体によって白色の濃さや透明感に差があります。一般的なチェリーシュリンプではあまり見られない白い卵は、本品種を特徴づける非常に印象的な特徴です。
系統・歴史
スノーボールシュリンプは、多くのチェリーシュリンプとは異なる起源を持つ可能性が高い、古くから知られる白色系のNeocaridinaです。
2000年代半ばにはドイツで、当時 Neocaridina cf. zhangjiajiensis などと呼ばれていたNeocaridinaの系統から白色個体を選抜した品種として記録され、White Pearl、Snowballなどの名称で欧米へ広まりました。その後台湾にも導入され、遅くとも2009年には台湾での流通が確認できます。
後年には台湾のオレンジ系統から作出されたとする説も見られますが、それ以前の欧米・台湾双方の記録では、一般的な Neocaridina davidi のカラーシュリンプとは異なる系統として扱われています。
古い流通記録、当時の種同定、作出経緯、そして特徴的な白色卵を合わせて考えると、N. davidi とは異なる野生Neocaridinaを起源とする独立した改良系統である可能性が高いと考えられます。ただし、現在流通している個体すべてが当時の系統をそのまま維持しているかについては明らかではありません。
更に詳しい内容が知りたい場合は次の記事をご覧ください。
スノーボールシュリンプにまつわる謎飼育について
飼育方法は一般的なNeocaridinaの観賞エビとほぼ同様です。急激な水質変化を避け、安定した水槽環境を維持することが重要です。
水槽内にコケやバイオフィルムなどの自然な餌場が形成されていると、稚エビも育てやすくなります。