Snowstorm Shrimp

スノーストームシュリンプ

スノーストームシュリンプ

基本情報

属
Neocaridina属
学名
Neocaridina sp.
系統
白色・透明系
体長
成体で約2〜3cm

特徴

スノーストームシュリンプは、スノーボールシュリンプを基礎に、体表を覆う不透明な白色表現を強める方向へ選抜改良された白色系Neocaridinaです。

最大の特徴は、スノーボールの半透明から乳白色の体に対し、背中から側面を覆うように現れる厚みのあるプラチナホワイトの発色です。白色部分の入り方には個体差があり、透明感を残す個体から、体のかなり広い範囲が不透明な白で覆われる個体まで見られます。

当店ではLarmaxから導入した個体を継続して扱っていますが、近年は体を覆う不透明な白色部分の割合がさらに広がってきているように感じます。白色面積の大きい個体を選び、より白く、より不透明な表現を目指して繁殖・選別していくことも、この品種ならではの楽しみです。

また、当店で繁殖させた範囲では、子どもにもスノーストームらしい表現が現れる割合が比較的高く、他のチェリーシュリンプの改良品種と比べても、大きく先祖返りする個体が少ない印象があります。

このまま選抜改良が進めば、いつか体全体が不透明な白で覆われ、まるで真っ白なビーシュリンプのように見えるスノーストームが生まれるのではないか。当店では、そんな将来の姿にも期待しています。

系統・歴史

スノーストームは、台湾のLarmax Internationalによってスノーボールシュリンプを基礎に選抜改良された、比較的新しい品種です。

Larmaxでは、スノーボールの透明感のある体表に厚いプラチナホワイトの層が現れる表現を選抜し、単純な色彩変異だけではなく、より複雑なパターン表現へ進んだNeocaridinaとして本品種を位置づけています。

2023年のTaiwan Shrimp OpenではJelly White Category Championを獲得し、Neocaridina部門でもOverall Third Placeを獲得。その後も約1年間にわたって選抜改良が続けられ、2024年から本格的な量産・流通が始まりました。

スノーボールを祖とすることが作出元から明示されているため、本百科では一般的な Neocaridina davidi の白色変異として単純に分類せず、スノーボールから続く白色系統の延長上に位置づけています。現在も表現の発展が続いており、完成形がまだ先にあることも魅力の一つです。

飼育について

飼育方法はスノーボールや一般的なNeocaridinaの観賞エビとほぼ同様です。急激な水質変化を避け、安定した水槽環境を維持することが重要です。

コケやバイオフィルムなどの自然な餌場が十分に形成されている環境では、稚エビも育てやすくなります。選別改良を楽しむ場合は、白色面積や不透明感など、残したい特徴を持つ個体を親として世代を重ねていくとよいでしょう。

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