Orange Rili Shrimp
オレンジルリー
基本情報
- 属
- Neocaridina属
- 学名
- Neocaridina davidi
- 系統
- オレンジ系/ルリー系
- 体長
- 成体で約2〜3cm
特徴
オレンジルリーは、鮮やかなオレンジ色と透明な体色を組み合わせた Neocaridina davidi の改良品種です。
基本的なルリーパターンはレッドルリーと同様で、頭部と尾部に色を残し、その間の胴体部分が透明になります。オレンジ色と透明部のコントラストによって、単色のオレンジチェリーとは大きく異なる印象を見せます。
個体によってオレンジ色の濃さや色の残る範囲には差がありますが、グレードの高い個体では、オレンジ部と透明部の境界が明瞭で、透明部に余分な色が残らないことが重要な選別ポイントとなります。
系統・歴史
レッドルリーの成功は、チェリーシュリンプの品種改良に新しい方向をもたらしました。
それまでの「体色をより濃く、より均一にする」という改良に加えて、色のある部分と透明な部分を明確に分ける「ルリーパターン」そのものが、新しい選抜の対象となったためです。
その後、この特徴を他の体色でも表現しようとする改良が進みました。オレンジルリーはその中でも比較的早い時期に登場した品種で、海外の流通史では2009年頃にはブルールリーとともに市場に登場していたとされています。
その後、カーボンやグリーンなど、異なる体色でもルリーパターンを持つ品種が確認されるようになり、2010年代前半には「Rili」はレッドルリーだけを指すものではなく、チェリーシュリンプにおける特徴的な模様表現として広く認識されるようになっていきました。
オレンジルリーは、こうしたルリーの多色化が始まった初期を代表する品種のひとつといえます。
なお、オレンジルリーの正確な作出系統については、資料によって説明が一致していません。オレンジ系統から選抜されたとする説明などもありますが、現在「Orange Rili」として流通する個体群すべてが同一起源であることを示す確かな資料は確認できません。
そのため当サイトでは、特定の系統から派生したと断定せず、レッドルリーの登場後に始まったルリーパターンの多色化の中で、早期に成立・流通したオレンジ色のルリー品種として位置づけます。
飼育について
オレンジルリーの基本的な飼育方法は、他の Neocaridina davidi の改良品種と同様です。水質、餌、繁殖などについては「チェリーシュリンプの飼育ガイド」をご覧ください。