Green Rili

グリーンルリー

グリーンルリー

基本情報

属
Neocaridina属
学名
Neocaridina davidi
系統
グリーン系/ルリー系
体長
成体で約2〜3cm

特徴

グリーンルリーは、頭部と尾部に緑色の発色を持ち、胴体中央部に透明な部分が現れる Neocaridina davidi のルリー系改良品種です。

最大の特徴は、同じ緑色系統であるグリーンジェイドとは異なる、透明感のある身質と緑色の発色の組み合わせにあります。

頭部や尾部の色彩には個体差があり、淡い緑から青緑、エメラルドグリーンに近い色まで幅があります。一方、中央部はルリー系らしく色素が抜け、透明感の強いクリアな体色になります。

そのため、体全体を濃い色素が覆うグリーンジェイドとは、同じ「緑色のチェリーシュリンプ」であっても見た目の印象は大きく異なります。

系統・歴史

Green Rili の正確な作出者や作出方法については、現在のところ明確な記録が確認されていません。

現在では Green Jade から選別された品種と説明されることがあります。しかし、初期の記録を追うと、この説には疑問が残ります。

ドイツではすでに2013年6月に Green Rili という名称が Neocaridina davidi の品種リストに記載されています。また同年には、Rili 系統を繁殖していた飼育者から緑色を帯びた個体が現れたという記録も残されています。

さらに2014年には、台湾のブリーダー Daydream 由来とされる Green Rili が海外のシュリンプ愛好家コミュニティで紹介されています。

一方、Green Jade の初期流通もほぼ同時期です。そのため、Green Jade が成立した後、そこから Green Rili が選別・固定されたと考えるには、公開されている記録上では十分な時間的な隔たりがありません。

また、現在流通している両者には発色の質にも大きな違いがあります。

特にチョコレート系統に由来すると考えられる濃色 Green Jade では、体そのものに不透明感のある独特の身質が見られます。それに対して Green Rili では、胴体中央部に Rili 系統特有のクリアな身質が現れます。

こうした初期記録と表現上の違いを考えると、少なくとも現在主流となっている濃色 Green Jade を直接の祖先として Green Rili が成立したと断定することは難しく、既存の Rili 系統から緑色表現が選別された可能性も考えられます。

ただし、作出者による詳細な育種記録が確認されていない以上、その正確な成立経路を特定することは困難です。当サイトでは、Green Jade から派生した品種とは断定せず、起源の明確でない独立した緑色の Rili 系統として扱います。

飼育について

グリーンルリーの基本的な飼育方法は、他の Neocaridina davidi の改良品種と同様です。水質、餌、繁殖などについては「チェリーシュリンプの飼育ガイド」をご覧ください。

チェリーシュリンプの飼育ガイドを見る